花火ができるまで

配合

イメージ

数種類の原材料(薬品・金属粉)を計量し、ふるいにかけ混ぜ合わせます。花火の色によって原材料は変わり、主に星と割火薬の二種類の火薬になります。

星掛け

イメージ

配合工程でできた火薬を丸い球状の形(星)に成型していきます。
3mmほどの芯(砂で出来ている丸い粒)に火薬を水に溶かした泥薬をかけその上に火薬をまぶして大きくしていきます。
泥薬ー火薬を数回繰り返して0.5mm程大きくなったら乾燥させます。条件によって変わりますが、乾燥までには3時間程度かかります。この作業を繰り返し規程の大きさにしていきます。花火玉のサイズによって星の大きさは異なりますが10号玉で22mmの大きさとなり、約20日程度かかります。

イメージ

割粉掛け (割薬作り)
星掛けと同じように芯材(もみ殻・コルク粒・綿実など)に泥薬、火薬を繰り返しかけ大きくします。割薬は一気に仕上げ、数日間かけ乾燥させます。

※花火の色になるものが星で、玉を破裂させ星を飛ばすものが割薬になります。

玉詰め

イメージ

2の工程で出来た星、割薬を玉皮に片側ずつ詰めて合わせます。ここで初めて球状の花火玉の形になります。
玉の種類によって星の並べ方や詰め方は異なります。

玉貼り

イメージ

規程の枚数まで乾燥を繰り返し貼りあげたら最後に竜頭(玉のつり手になる紐や綱)を付け、玉名や製造日などを印字してできあがりとなります。
10号玉で一週間程度かかります。